耐震診断によって適切なリフォームをご提案
リフォーム工事を重ねるごとに耐震性を向上させて お住まいをより「安心」・「安全」に
リフォーム需要が拡大しているのに耐震補強がなかなか普及しないのは、施工者の能力不足と、“わざわざ補強するとお金がもったいない”ということなのでしょう。でも、耐震診断さえしておけば
リフォームのたびにむだなく補強ができるのです。
せっかくのリフォームの機会 「きれいになった」に「安心」もプラスしましょう
建築当初の図面による判断ではなくて耐震診断にあたって実地調査は必ず行う必須条件です。
施工事例として、2回に分けたリフォーム工事の際に「一応倒壊しない」評点1.0 を確保した住宅で昭和52年竣工の物件に関してご紹介します。
10年ほど前に屋根板金を葺き替えたのみで後は手付かずの住宅でしたが、旦那様が3年後に退職を控えて水回りのリフォームを希望しているが、築30年近くの住宅なので手を入れても無駄にならないか、それとも3年後に建て替えをする方が賢明かで悩んでおられました。
東京に住んでいる息子さんが“耐震診断を受けるように”というアドバイスから、人づてのご紹介でお会いしまして、後日に耐震診断を実施。
結果、リフォームをお勧めすることにしました。
竣工年月竣工年月 |
1977年9月 |
築年数 |
築10年以上に該当 |
工法 |
在来軸組工法 |
建物重量 |
軽い |
地域係数Z |
0.9 |
基礎仕様 |
鉄筋コンクリート(ひび割れ有り) |
積雪割増し |
0.26 |
柱頭柱脚接合部 |
Ⅲ |
床仕様 |
Ⅱ |
形状割増 |
1.3(2階のみ) |
評点1.0を確保する補強計画は1階では北側(上側)と東側(右側)に少々、耐力壁を増やすと共にバランスを良くし、後は1、2階共柱の接合部の評価を高めることで可能と判断できました。
以上により、リフォームは2回に分けることに決定。
1回目は ご希望の水回りの設備の更新と内装工事のついでに北側の外壁面の耐力壁の追加と補強、可能な範囲で柱の接合部を補強。
2回目は この際居間の内装と外壁を新しくしたいというので、2年後に図面にある居間のサッシ(幅2600・高さ1800)を断熱サッシ(幅1690・高さ2230)に変えるついでに東側の外壁に耐力壁を追加、あとは1、2階の外壁の張替えのついでに残る柱の接合部を補強してリフォームは終了しました。
耐震診断の結果を補強計画に落とし込むことでご希望のリフォーム時、無駄な経費をかけずに自然に「安心アップ」、 何度かに分けたリフォームでもきっちり検証できるのが
住まいるアップリフォームです。